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インドネシア経済ニュース:2024年2月後半

奇瑞がインドネシア製自動車をフィリピンとベトナムに輸出(2月16日)

 中国の国有自動車メーカー奇瑞は、インドネシア製の自動車をベトナムとフィリピンに輸出する計画を発表した。
 同社は現地企業であるHandal Indonesia Motorと提携し、奇瑞がインドネシアに車両部品を納入し、Handal社の施設で組み立てる共同組立作業を行う。これには、奇瑞の電気自動車(EVモデルも含まれる。このEVモデルはインドネシア政府から補助金を得るために必要な現地調達率を40%以上満たしているとしている。内燃エンジン車も同様であり、同社の副社長によれば、40%以上の現地調達率により、ASEAN域内貿易協定による輸入関税撤廃を享受することができるという。
 2024年の第1四半期~第2四半期には、右ハンドル車だけでなく、輸出向けの左ハンドル車もインドネシアで生産する予定である。ASEAN諸国間では貿易協定が結ばれているため、「現地生産」をすることで輸入関税が撤廃されるというメリットが得られる。
 ASEAN物品貿易協定(ATIGA)は、東南アジア圏の加盟国間で取引される製品に課される関税を撤廃するものである。現在、ASEANは事実上無関税であり、ATIGAの下、98.6%の製品の関税が撤廃されている。

Petronas Carigali社が西パプアのボバラ鉱区の探鉱権を獲得(2月20日)

 マレーシアのPetronas社傘下のPetronas Carigali North Madura II社が、西パプアに位置するボバラ鉱区における石油・ガスの探鉱・生産権を落札した。
 エネルギー鉱物資源省は、同社がボバラ鉱区の落札企業として正式に指定されたことを発表した。入札は2023年9月20日に開始され、2023年12月15日に終了した。Petronas Carigali社は総額5,162万ドル(8,084億2,000万ルピア)の投資を表明した。
 ボバラ鉱区は西パプア州沖合に位置し、面積は8.0000平方キロメートル以上、潜在的な石油・ガス資源は石油換算で68億バレルと推定されている。
 ボバラ以外にも、政府は2023年に北カリマンタンに位置するアキアとベンガラI、リアウ諸島のベルーガと東ナトゥナ・ブロックの4つの石油ガス鉱区の契約を締結している。一方、2023年の入札でまだ落札者が決まっていない石油・ガス鉱区は、ナトゥナDアルファ、パナイ、パティン、アキメウガI、アキメウガIIである。

OECDがインドネシアとの加盟協議を開始(2月21日)

 経済協力開発機構(The Organization for Economic Co-operation and Development /OECD)は、インドネシアとの加盟協議を開始することを決定し、同国の経済先進国への道を開いた。
 インドネシアは、2007年からOECDの主要パートナーの一国であり、昨年の7月には正式OECD加盟の申請を提出した。東南アジア国からの加盟申請は初めてとなった。
 加盟協議開始の決定は、OECD加盟国による評価を受けたものである。事務総長はその後、インドネシアの技術的審査プロセスに向けて加盟ロードマップ案を作成し、20を超える専門委員会が、インドネシアがOECDの諸基準に適合しているかどうかを評価する。審査には、開放貿易・投資、公共統治、腐敗防止への取り組み、気候変動対策などの分野が含まれる。
 加盟プロセスに期限はなく、インドネシアがOECDの基準に適応できるかどうかによってスケジュールが変更する。なお、一国が正式な加盟国になるには、通常5〜8年を要する。新規加盟には全会一致が必要であるため、OECD加盟国すべての同意が得られなければ、最終的にインドネシアを同加盟国に受け入れることはできない。
 インドネシアは、2045年の建国100周年までに経済大国の一員になるという目標を掲げており、OECDの加盟は、同国の経済改革を推進させるものとして期待されている。加盟が承認されれば、インドネシアは日本と韓国に次いで、アジアで3番目のOECD加盟国となる。

カザフスタンのBIグループがヌサンタラへの投資を検討(2月23日)

 カザフスタンの大手建設会社BIグループは、インドネシアの新首都ヌサンタラへの投資を検討していることを発表した。
 カザフスタンは首都移転の経験を持っている、同国は1997年、アルマトイに代わってアスタナを首都とすることを決定した。BIグループは、アスタナ開発における主要なデベロッパーでもあった。
 昨年、カザフスタンの交通プラットフォームであるSergek社は、ヌサンタラ当局と交通およびスマートモビリティに関する覚書を締結した。また、2023年に、ヌサンタラはアスタナと「姉妹首都」協力を締結し、このパートナーシップは、経済、エネルギー、交通、都市管理、文化などを網羅している。
 インドネシア政府のデータによると、2023年のカザフスタンのインドネシアへの投資総額は627,200ドルであり、この資金は26のプロジェクトに使用された。

Lesaffre社がインドネシアに初のインスタントドライイースト工場を設立(2月29日)

 パン酵母の世界大手メーカーであるフランスのLesaffre社は、東ジャワ州マラン県に東南アジア初の最新鋭インスタントドライイースト工場を開設した。同工場は、Lesaffre社がアジア太平洋地域、特にインドネシアでの事業を拡大・強化する上で重要なマイルストーンとなる。
 同工場は、Lesaffre社とインドネシアの長期パートナーであるCitra Bonang社とのパートナーシップによる新しい事業体、Lesaffre Sari Nusa社によって運営される。 東ジャワ州マラン県の9.8ヘクタールの土地に建設され、最新の最先端技術と高い品質基準を備えている。
 また、持続可能性へのコミットメントの一環として、生産による環境への影響を軽減するため、Lesaffre社はこの新プラントで生産後の残渣を処理し、周辺環境に悪影響を与えないようにする予定である。酵母の生産が完了すると、発酵残渣はさらに加工され、肥料や飼料として使用できる様々な製品に再生される。

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