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インド 産業構造と製造業の立ち遅れ インドの経済は、91年の経済開放の前後で大幅に変化する。大まかにいえば、91年までは社会主義的な計画経済型の経済体制が敷かれ、低成長が続いてきたが、80年代から徐々に規制緩和が進んだ。91年の経済開放以降、外資規制や許認可制度が大幅に見直された。91年以前は1%から3%程度の成長率であったが、経済開放以降、世界経済の影響を受けつつも、順調に5%から7%の安定した成長を遂げてきた。(World Bank Database) 一般的に国の産業構造は第一次産業(農業)から第二次産業(工業・製造業)へ、最後に第三次産業(サービス業)へと成長、雇用が移行していく。計画 […]
インド インドから見た東南アジア インドと東南アジアの結びつきは深い。様々なレベルで、人・モノ・知識がインドと東南アジアの間で地域の垣根を越えて移動してきた歴史がある。ヒンドゥー教及び仏教の知識はインドから東南アジアへ伝わり、インドの古典であるサンスクリット語は東南アジア諸語に大きな影響を与えた。バンコクの空港の名前であるスワンナプームは「黄金の土地」を意味するサンスクリット語が由来である。また、同空港の中にはヒンドゥー教の天地創造神話をもとにした彫刻が飾られている。文化圏としての二つの地域の結びつきは日本人が考えているよりも深い。近年で言えば、シンガポールでは、南インド系の出稼ぎ労働者が多い […]
アメリカ 故人の遺品を売りに出す アメリカでは故人の遺品を売りに出す、エステートセールという文化がある。 エステートセールは故人の家を一般公開し、服や家具の他に家までも売りに出す、さながら「遺品のフリーマーケット」としてアメリカでは一般的となっている。また、エステートセールを請け負う業者がおり、それぞれの遺品に価格をつけ、売上の一部を業者の取り分とする形でビジネスとして成り立っている。このような業者は遺族が故人の遺品整理を目的に利用するケースもあれば、一人身の老人が生前に自身の「終活」を目的に利用するケースもある。 エステートセール専門のオークションサイトも登場している エステートセールは遺品 […]
アメリカ 意外と危険なアメリカの道路 広大な国土を持つアメリカで最もポピュラーな交通手段といえば車である。カルフォルニアやニューヨークなどの都市圏では電車や地下鉄などの交通網が発達している場合もあるが、郊外での移動はほぼすべて車と言っても過言ではない。通勤、通学、買い物などの日常生活からスポーツ観戦やハイキングなどのレジャーまで、とにかくアメリカは車社会なのだ。 そんな車社会のアメリカだが、近年その道路事情が問題となっている。筆者がミネソタ州に居住していた際、道路に小さなものから、直径10cmを超えるようなものまで大小さまざまな穴が数百メートルおきに点在していることに気が付いた。アメリカ自動車 […]
アメリカ フードロス半減を目指すアメリカの現状 筆者がアメリカで食堂を利用した際に気付いたことがある。そこはビュッフェ形式だったのだが、食器の返却口に食べ残しが乗った皿が大量にあった。日本を含め、世界的に問題となっている食品廃棄・フードロス対策だが、アメリカも例外ではない。米国農務省の発表によると、生産される食料のうち30~40%、金額にして年間約1610億ドル、重量で約603万トンが廃棄されている。米国環境省の試算では一家族当たり年間約1600ドル、一人当たり年間約100キロの食品を廃棄している。また、食品廃棄は環境問題とも密接な関係がある。過剰生産に使われる土地、水資源、焼却する際に発生 […]
アメリカ アメリカの地震と防災意識 日本は地震が多い国と言われるが、実は同じ環太平洋火山帯に位置するアメリカ西海岸には断層が集中しており、度々地震の被害を受けている。1994年1月の未明にカリフォルニア州ロサンゼルス近郊のノースリッジで発生したマグニチュード6.7の地震により、死者約60人、負傷者約9,000人の人的被害を出し、高速道路・建物の崩壊、火災や大規模な停電が起きるなど、被害総額は約350億ドルにも及んだと試算されている(Business Insider)。また、近年では2019年の7月にはマグニチュード6.4の前震とマグニチュード7.1の本震が連続して起こり、1億ドル以上の被害を […]
アメリカ アメリカの大規模農業 アメリカの農業というと広大な土地を少人数で管理し、大型の農業機械や化学肥料などを使用して生産性を高め、収益性を上げるというビジネスモデルを想像するのではないだろうか。実際に農家当たりの平均農地面積で比較してみると、日本が約3ヘクタールなのに対し、アメリカは約180ヘクタールと約60倍もの差があることが分かる(アメリカ農務省と農林水産省)。さらにアメリカ農務省が公表しているデータによると、農家の数は年々減少しているのに対し、農地面積は増加しており、農業の大規模化が進んでいる傾向にあると予想される。また、州ごとに農産物の売り上げを見てみると、カリフォルニア州やアイ […]
ロシア ロシア市場の現況 日系企業のロシア市場への参入事例を紹介する前に、ロシア市場の状況について公表されているデータを基に見ていきたい。 世界銀行の統計によると、人口は約1億4500万人、GDPは約1.7兆ドルである。都市別に見ると、モスクワ市の人口は約1,250万人で欧州最大の人口規模を誇る。さらに、欧州第3位の人口535万人のサンクトペテルブルク市を始めとして、人口100万人以上の都市は国内に15か所ある。クリミア侵攻後の経済制裁で落ち込みを見せたロシア経済だが、2020年1月に発表されたIMFのデータでは2018、2019(推計)の実質GDP成長率がそれぞれ2.3%、1.1%となって […]
ロシア ロシア全体発電量の約20%を占める水力発電 天然ガスに代表される化石燃料のイメージが強いロシアだが、実は再生可能エネルギー分野でも今後大きく成長する可能性を秘めている。世界水力発電協会によるとロシアの水力発電量は、中国、カナダ、ブラジル、米国に次いで世界5位の発電量(約178TWh)を誇っている。しかし、現在のロシアでの水力発電規模は潜在的な発電容量の20%に過ぎず、ロシア全体発電量の約20%程度に留まっている。但し、今後の開発により世界2位の水力発電国に成長する可能性がある。また、ロシア政府が公表している今後の電力需要予測では、年間2%の成長が見込まれており、水力発電量を2035年 […]