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ベトナム冷凍物流、急成長の舞台裏 近年、ベトナムのコールドチェーン市場は急速な成長を遂げている。特に2020年以降、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により消費者の食品への安全意識が高まり、近年の食品輸出の拡大や、経済発展に伴うベトナム国民のライフスタイルの変化によって冷凍・冷蔵食品の需要が増加している。また、医薬品・ワクチン輸送の増加やホテル・外食産業の回復もコールドチェーンの市場規模が急激に拡大した要因である。ベトナム商工省の報告書によれば、2020年から2022年のわずか3年間で、ベトナム国内の冷凍・冷蔵倉庫容量は約25%増加した。また、MUFGの調査データによると、ベトナムのコールド […]
プリント基板(PCB)の生産拠点として、真っ先にタイを思い浮かべる方は多くはないと思われる。タイには以前からプリント基板の生産拠点が存在しているが、その存在はあまり目立っていなかった。しかし、近年はプリント基板の生産拠点として注目されようになった。 プリント基板は、スマートエレクトロニクス、電気自動車、医療機器、自動化機械、デジタル機器など様々な産業で使用される電子機器の主要部品の1つである。プリント基板の主要生産拠点は台湾と中国であり、世界の生産量の3分の2程度を占めている。しかし最近は世界の地政学的な圧力により、大規模な生産拠点移転の動きが続いており、台湾や中国のメーカーが生産拠点をタ […]
EVNがベトナム発の原発建設に向け5つの重点施策(8月1日) EVN(ベトナム電力公社)は、ベトナム初の原子力発電所となるニントゥアン第1原子力発電所の建設に向け、3つの主要課題への対応と5つの重点施策を進めていると発表した。 同プロジェクトは、国家エネルギー安全保障の強化と温室効果ガス排出削減に向けた重要事業である一方、ベトナムがこれまで経験した中でも特に技術的難易度が高く、最高水準の安全基準が求められる。EVNは、制度、資金、人材、技術、事業実施体制を包括的に整備する方針である。 主な課題は、①法制度と事業実施条件の整備、②大規模な投資資金・資金調達モデルの確立と工期、品質、リスク管理へ […]
Panasonicが国産部品利用率基準を満たす業務用エアコンを現地生産(8月2日) PanasonicとインドネシアGobelグループの合弁会社であるPanasonic Gobel Indonesia社は、Panasonic Manufacturing Indonesia社(PMI)の工場にて、業務用エアコンのフロアスタイリング PB5シリーズの現地生産を開始したと発表した。この取り組みは、国内市場のニーズに応えるとともに、国産部品利用率(TKDN)基準を満たした製品を強化することを目的としている。 このエアコンの現地生産は2026年7月より開始されており、41.25%のTKDN認証を取得し […]
東部経済回廊政策委員会事務局(EECO)が東部経済回廊(EEC)への新たな投資優遇措置を準備(8月4日) 東部経済回廊政策委員会事務局(EECO)は、東部経済回廊(EEC)への投資企業向けの新たな投資優遇措置を準備していると発表した。 同制度は今後、東部経済回廊政策委員会(EEC政策委員会)および閣議に提出され、承認を経て正式に導入される予定である。承認された場合、先行しているプロジェクトから総額1,000億バーツ超の投資を呼び込むことが期待されている。 新たな優遇措置では、税制・財政面での支援に加え、投資相談や立地選定、建設・工場設立に必要な許認可取得までを一括して支援する「One St […]
インドネシアが世界人工知能協力機構(WAICO)の創設国に加盟(7月17日) 経済担当調整大臣は、世界の人工知能(AI)ガバナンス策定における役割を強化する取り組みの一環として、インドネシアが世界人工知能協力機構(World Artificial Intelligence Cooperation Organization:WAICO)に創設国として正式に加盟したことを発表した。政府は、この参画により技術移転の促進、投資の誘致、および国内AIエコシステムの強化につながるとしている。 WAICOの加盟国には、アルジェリア、ブラジル、コンゴ、インドネシア、カザフスタン、ケニア、キルギス、中国、マレ […]
EVNNPTとADBが地域間(ビンディン―クロンブック)送電線プロジェクトのODA融資審査を実施(7月17日) EVNNPT(ベトナム国家送電総公社)とADB(アジア開発銀行)は、ビンディンとクロンブック間の500kV送電線プロジェクトへのODA融資について、ザーライ省人民委員会と審査を実施したと発表した。 同プロジェクトでは、ビンディンの500kV変電所からクロンブックの500kV変電所まで全長約188kmにわたる2回線の500kV送電線を建設するほか、光通信中継設備やビンディンの500kV変電所の送電線引き出し設備を整備する計画である。完成後は、南中部と中部高原を結ぶ地域間送電容量を増強 […]
なぜ今、ベトナムに新幹線? 急速な経済成長と人口増加に伴い、ベトナムでは都市間輸送のニーズが年々高まっている。中でも、北部の首都ハノイと南部の経済中心地ホーチミン市を結ぶ約1,560kmの南北縦断ルートにおいては、現行の鉄道・道路インフラでは輸送需要に対応しきれず、物流・人流のボトルネックとなっているのが現状である。 また、航空便への依存度が高まる一方で、空港容量の限界、CO₂排出の増加、遅延リスクといった課題も顕在化しており、より持続可能かつ大量輸送に適した交通手段の導入が求められている。 こうした背景の中、ベトナム政府はハノイ〜ホーチミン間に高速鉄道(新幹線型)を導入する構想を本格化 […]
シンガポールと水問題 シンガポールが独立した1965年以降、同国では国を挙げて水資源問題に取り組んでいる。シンガポール政府によると、過去5年間の年率の人口増加率は1.1%で、小さな都市国家にもかかわらず堅実に人口が増加している。シンガポールの公益事業庁は、人口増加と経済の成長によって、国内の水需要は2060年までに約2倍になると予測している。 シンガポールは、熱帯雨林気候で日本と比較しても降水量が多いが、山間部のように貯水できる地形がなく、雨水がそのままマリーナ湾に流れてしまうといった問題を抱えている。そのため、自国で利用する水の多くを輸入に頼っており、1962年に隣国のマレーシアと水協定 […]